要望ヒアリング
プラン提案にあたって
我が家から村松さんにお伝えした要望は以下の通りです。
□それぞれの部屋に具体的な要望があれば
□キッチンへの要望
・対面キッチン希望
・前後とも吊り戸棚なしのオープンキッチンが良い
□収納の要望
・大型のものは特になし。
□洗濯へのこだわり
・中干し
□食事中はTVを見るか
・見ない
□必要な駐車場の台数
・カーポートは必要
□その他なにかあれば(どんなことでも)
設計事務所について思うこと
設計事務所に家づくりを依頼する人というのは
まだまだ少数派だと思います。
実際自分の周りの人で設計事務所に依頼したという話は聞いたことがありませんし、
世間一般的にもそうなのかな、と感じます。
家づくりをスタートして最初に行くのはまず大手HMの総合展示場でしょうし、
もう少しこだわりがあったとしても、地場のビルダーや工務店あたりで
大体満足できそうなところを見つけられると思うので、
そもそも設計事務所にたどり着く人自体が少ないものあると思います。
大手ハウスメーカーをすっとばして設計事務所に行く人もいるんでしょうか?
そして、私の先入観になるのですが「設計事務所」と聞くと敷居の高そうな印象を受けていました。
設計事務所は大体の所が少数精鋭といった感じで、自分みたいな素人が
プロにお声がけして失礼にならないか?相手をしてもらえるのか?
という不安もありました。
あと圧倒的に情報量が少ないです。
大手HMやビルダーであれば建てた人のブログなり、口コミなり(アテになるかは不明ですが)もあるのですが
ピンポイントでとある設計事務所の情報を調べようと思っても
出てくるのは事務所の公式HPくらいで、建主の方からの情報はまず出てこないと思います。
我が家の依頼先のエスネルデザインさんもそうですが、
1人でお仕事をされている方もいらっしゃるので、
その方と自分の家づくりが合うのか?どんな人なのか?という情報が少ないと
そもそも声をかけるところまで至らないこともありそうです。
私が今回エスネルデザインの村松さんに声をかけてみよう、と思ったのはブログがとても参考になったからです。
ブログがなかったらおそらく依頼していなかったでしょう。
家は人生で一番高い買い物ですし、それをたった1人で運営されている
設計事務所に依頼するのは普通に考えたらリスキーですよね。
もちろん依頼しようと思ったのは実際会って話を聞いて、
信頼できる方だとと思ったからですが
そこに至るまでのきっかけになったのがブログです。
これってすごいことですよね。
ハウスメーカーのチラシやHP、CM、展示場などものすごく経費のかかるものを上回ってきたということですから。
なんとなくですが、これからの時代の新しい住宅営業の形なのではないか、と感じています。
(※あくまでも私見です。ご本人はライフワークとしてブログを楽しんで書かれているそうです。)
やはりSNSの時代ですね。
営業活動というわけではありませんが、このブログでも設計事務所による
家づくりを知ってもらい、選択肢のひとつとして加えてもらえるよう
情報発信して行きたいと思います。
初回面談
(その後も面談は毎回自宅まで来ていただいています…いつもご足労ありがとうございます。)
子供が小さくお店等では落ち着いて話が出来ないので助かっています。
今までハウスメーカーやビルダーとの打ち合わせはすべてこちらが出向いていたので、こちらの都合に合わせていただけるのは嬉しいですね。
設計事務所だから出向く…ということではないかもしれませんが 、そういった配慮は初めてでした。
ブログをすごく読み込んでいたので、村松さんの人柄というのはわかっていましたが(プライベートのこともたくさん載せてらっしゃいますので。)
我が家の娘への接し方、話し方のとても柔らかい素敵な方でした。
初回面談はこちらの要望をすぐ言ってプランを立てていくということではなく、
村松さんの今までの経歴や自己紹介、家づくりに対する姿勢などをお聞きしました。
世界一周の旅で描かれたスケッチも拝見したのですが、これがまたすごい。
ブログにも概要は掲載してありますね。
エスネル -豊かな暮らしを送る秘密-: エスネルデザイン自己紹介-01『これまでの経歴と家への想い。』
直接お会いしていろいろと話を伺い、
また知りたかった疑問点にお答えしていただきました。
家づくりに迷いつつも、村松さんにお声かけをしてよかったととても強く感じました。
本来であれば初回面談後に家族とじっくり検討をした上で、
話を進めるか返答をするものだと思いますが、
かめぞう家は初回面談中に、是非お願いしますと返答していました。
それほどビビっときました。
家づくりの経緯⑦
他の地場ビルダーの完成見学会はいくつか行っていました。
気に入ったビルダーは他にもいくつかあったのですが、
どうしてもエスネルデザインのことが気になっていました。
ブログを毎日更新されており、その内容も非常にためになるものばかりです。
その中でも「豊かな暮らしのつくり方」シリーズの記事が
特に共感を覚え、自身の家づくりの指標のようなものになりました。
エスネル -豊かな暮らしを送る秘密-: ★豊かな暮らしのつくり方(家づくり入門編)
他にもブログ内で「家は建てるな」と書いていたり
エスネル -豊かな暮らしを送る秘密-: 豊かな暮らしのつくり方。02ー『家は建てるな。』ー
家づくりのお金についての記事も多く(家を建てる側からしたらお金をたくさんかけて下さいと言うべきなんでしょうが、かなり控えめ)
エスネル -豊かな暮らしを送る秘密-: 豊かな暮らしのつくり方。07ー『家づくりは資金計画から。』ー
エスネル -豊かな暮らしを送る秘密-: 【家にかかるお金】の秘訣
毎日ブログを読んでいくうちに、会ってみたい気持ちが高まっていきました。
とはいえやはり予算が決まっていないことがネックだったので
(予算が決まっていないと家の規模や大まかな設備も決めにくく
話も進まないと考えました。)
村松さんのブログにも登場する「新潟住まいのお金相談室」のFP昆さんに
自身で考えていた予算が問題ないのか、相談することにしました。
昆さんは家の売り手側ではない、独立系のFPなので
買い手の立場に沿ったマイホームの予算書をいただき、
予算に対する不安を払拭することができました。
さらに昆さんにエスネルデザインさんが気になっている、
と伝えたところ紹介していただけることになりました。
長々と家づくりを経緯を書いてきましたが
一応ここまでで完結編?です。
と言ってもタイトルにまで入れてしまっている設計士の村松さんとは
まだ正式に契約はしていません。(してないのかよと言われそう)
なので家づくりの経緯が今後も続く可能性はあります。
続いてほしくはありませんが…。
近日中に村松さんから初のプラン提案をいただく予定です。
今はそれにとても期待しています!
家づくりの経緯⑥
完成見学会で体感した床下エアコンに感動し、
床下エアコン、高気密高断熱について調べまくる日々が始まりました。
床下エアコンは素晴らしい、素晴らしいんですが
見学会から気になっていたことがありました。
それは床下のメンテナンスについてです。
床下エアコンでは床下からの空気が各居室にいくので、
- 床下が汚れていたら汚れた空気が家全体に回るのでは?
- 床下は人が匍匐前進しないと入れないくらいの高さしかないけど、どうやって掃除するの?
この点を解決していたのが、かめぞう家と一緒に家づくりを進めてくれている
設計士さんの前職場の設計事務所でした。
その解決方法とは高基礎にすること、です。
床下のメンテナンス性もよく、収納としても使える上に
さらにシロアリリスクも下げられるという、いいことづくめの基礎工法。
(デメリットとしては費用ですかね。)
その設計事務所の所長さんがブログを書いており、そのブログの情報量が
すごいのです。
今も勉強のために読ませてもらっています。
その設計事務所について調べたり、ブログを過去の分を含め読み漁る中で
事務所から独立した方がいる、ということを知りました。
独立した方が、新たに開いた事務所名は「エスネルデザイン」。
はい。
ようやく設計士さんの登場です。
家づくりの経緯⑤
家づくりの経緯だけで⑤までいってしまいました。
タイトルにある設計士さんがなかなか登場せず、すみません。
家づくりの情報を集めていた中で気になっていたのが
床下エアコンという空調システムでした。
今のアパート暮らしで特に不満だったのが寒さ、暑さに関してでしたし、
床下エアコンを導入している地場ビルダーの完成見学会が
たまたまあったので、行ってみることにしました。
ここが自分的に大当たりでした。
真冬でしたが、まず家の中に入った時の暖かさに驚き。
床が床暖房じゃないのにじんわり暖かい。
どの部屋に行っても温度差がなく、洗面所や風呂場も快適。
床暖房では使うのが難しい無垢の床材の質感の良さ、木の香り。
自分の中でこのビルダーに頼もう!と密かに決意を固めていましたが、
見学会で相手をしてくれた社長さんによると
どうやらしばらく忙しく、声を掛けるなら早めにお願いしますとのこと。
今まで見学に行ったハウスメーカーやビルダーは積極的に
間取り提案や営業をかけてきましたが、人気があってそこまで
しなくても平気な会社なのかな?と少し意外に感じました。
もしここで間取り提案やもっと具体的な話を~となっていたら
もうとっくに新居に住んでいたかもしれません。
こちらからもすぐお願いしなかったのですが、
それはまだ家づくりの予算が決まっておらず、
そこをはっきりしてからにしようと考えていたからです。
家づくりの経緯④
大手ハウスメーカーは我が家とは合わないと感じ、次は地場のビルダーや工務店を
あたってみることにしました。
この頃はまだ家づくりの方向性が決まっておらず、
家のデザインや雰囲気がなんとなく良さそう、という感性で目星をつけていきました。
いくつかの見学会に参加する中で
地元ではやや有名なビルダーからプランの提案を受けることになりました。
割とデザイン系?の家を作る会社でした。
担当してくれたのは年下の若い女性で、柔らかい印象の方でした。
大手ハウスメーカーとは間取りの修正も何もしなかったので、
家づくりの打ち合わせというものをここで初めてしたのですが
楽しかったのを覚えています。
地場ビルダーとの打ち合わせを何回か行い、ここで我が家を建てるのかな?
とも感じていましたが、概算見積もりということで出された金額に閉口。
大手ハウスメーカーとあまり変わらず、
価格の面で地場ビルダーには期待していたのでこれはショックでした。
結局私生活が忙しくなってきたことと、金額面で
地場ビルダーの提案はお断りすることになりましたが、
打ち合わせをしていった中で、我々夫婦はデザイン性を求めておらず
家の性能やコストパフォーマンスを重視(主に私がですが)していることに気づかせてもらいました。
ここまでの経緯で、家づくりを進めるにはまず
・掛けられる予算をしっかりと決めること(どのハウスメーカーに行こうが見積もりで不安になってしまう)
・家に何を求めるかの核をしっかり固めておくこと
この2点をクリアしなければいけないことを痛感しました。
地場ビルダーをお断りした頃には、家づくりがうまく進まず、金銭面での不安もありマイホーム熱も正直冷めてきていました。(家づくりを思い立ってから半年以上経過。)
ただそれでも家を建てることが家族にとってベターな選択肢であることを感じていたので、家に関しての情報集めは毎日かなりの時間を費やしていました。
今考えるとこの頃家づくりに関して冷静でシビアな気持ちになれたのは良かったと思います。(納得できなければもう建てなくていいやレベル)
家の性能に関する知識もかなり得ることができました。
おかげでこだわりの強いマニアック家づくりマン(無駄に知識を詰め込んで頭でっかち)が誕生してしまったわけですが…。